東京都は2月18日、2015年7~9月の訪都旅行者数等実態調査(速報)の結果を発表した。それによると、7~9月に東京都を訪れた外国人旅行者は前年同期比36.0%増の322万6,000人となり、四半期として過去最高を記録した。
日本人旅行者数も過去最高を更新
東京都は「円安傾向が続いていたことや、LCCなどの交通機関が割安になるといった条件が整ってきたことが、旅行者の拡大につながったのではないか」と分析している。
日本人旅行者数も同1.8%増の1億3,403万人と、同じく四半期として過去最高を更新した。
2015年1月から9月までの累計では、外国人旅行者数は同35.5%増の886万9,000人と、2014年の年間外国人旅行者数とほぼ同数に。また、日本人旅行者数は同1.6%増の3億8,939万人となった。
観光入込客が都内で消費した金額の総額(観光消費額)は1兆6,642億円。内訳は、道府県からの旅行者が8,446億円、都内からの旅行者が5,086億円、外国人旅行者が3,110億円となった。
1人当たりの平均消費額をみると、観光目的の宿泊客では、外国人旅行者が10万3,767円、都内からの旅行者が3万9,668円、道府県からの旅行者が3万5,562円となった。