JR西日本グループはこのほど、訪日外国人旅行者の受け入れ強化に向けた各種取組みについて発表した。関西空港アクセスの充実や無料公衆無線LANサービス拡大、駅ナカコンビニでの免税サービスなど、幅広く取組みを進めていくという。
関西空港のアクセス強化としては、3月26日のダイヤ改正から特急「はるか」を1日6往復増発し、昼間時間帯に30分間隔で運転。深夜時間帯の天王寺行関空快速2本を大阪駅方面へ延長する。
現在、主要24駅や特急「はるか」車内などで提供している「JR-WEST Free Wi-Fi」は、3月1日から鳥取駅や倉敷駅などさらに9駅に拡大。広島駅ビルでも5月以降、使えるようになる。訪日外国人旅行者向け商品のうち、とくに利用の多い「関西エリアパス」「関西ワイドエリアパス」については、係員改札口での対応を廃止して4月1日から自動改札とする。
「セブン‐イレブン ハートイン」新大阪駅1階店・二条駅東口店の2店舗で、2月22日から外国人旅行者を対象とした免税サービスも開始。同日から訪日外国人向けプリペイド型SIMカードの販売も主要駅の13店舗で開始する。両サービスともに2016年度以降、訪日外国人旅行者の利用が多い駅に順次拡大する予定だ。