JR東日本は18日、「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」の運転日・運行ダイヤと発売方法について発表した。4月29日から運転開始し、上越新幹線「とき」の臨時列車として、越後湯沢~新潟間を1日3往復する。

「現美新幹線」びゅう旅行商品パンフレットと、13号車カフェスペースの提供メニューイメージ(ともにJR東日本提供)。画像は現時点でのイメージであり、変更となる場合があるとのこと

「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」は新幹線用車両E3系を改造した6両編成(11~16号車)。エクステリアデザインは写真家の蜷川実花氏が担当し、列車自体をキャンバスに見立て、夏の夜空を彩る長岡の花火が描き出された。インテリアは車両ごとに異なるアーティストがプロデュースし、多様な現代アートを体験できる空間に。13号車カフェスペースでは地元の食材を用いたスイーツやコーヒーが提供される。

今回の発表では、同列車の4~6月の運転日・運行ダイヤが公開された。4月29日に運転開始した後、5月8日までゴールデンウィーク期間中は毎日運転。その後は6月26日までの土日が運転日となる。7月以降の運転日など、決まり次第発表される。

「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」による臨時列車「とき」は、上越新幹線越後湯沢~新潟間で1日6便(3往復)を設定。「とき451号」は越後湯沢駅8時24分発・新潟駅9時14分着、「とき452号」は新潟駅11時26分発・越後湯沢駅12時20分着、「とき453号」は越後湯沢駅12時44分発・新潟駅13時38分着、「とき454号」は新潟駅14時2分発・越後湯沢駅14時56分着、「とき455号」は越後湯沢駅15時20分発・新潟駅16時14分着、「とき456号」は新潟駅18時18分発・越後湯沢駅19時8分着で運転される。

同列車は4~6月の期間中、11号車のみ指定席として一般発売。JRのおもな駅や旅行センター、おもな旅行会社にて3月29日10時から販売開始される。12~16号車は旅行商品での発売となり、びゅう旅行商品をはじめ、おもな旅行会社からそれぞれ旅行商品も発売される予定。びゅう旅行商品は同列車の乗車券・特急券(片道)とオリジナルグッズがセットになった現地発着コース(越後湯沢~長岡間大人4,200~4,600円、越後湯沢~新潟間大人5,400~5,900円)をはじめ、首都圏発の日帰り・宿泊コースも設定される。

13号車カフェスペースの提供メニューも発表された。いがらしろみ氏(菓子研究家)が監修し、十日町すこやかファクトリーが製造した「魚沼産米粉のバニラケーキ」「佐渡バターフィナンシェ」「佐渡クリームチーズのレモンケーキ」などのスイーツ、ツバメコーヒー(燕市)こだわりのコーヒーをはじめ、カフェラテやアルコールも提供。「新潟の旅に新たな魅力をお届けする、世界最速の芸術鑑賞にご期待ください」とJR東日本は発表している。