「at home VOX(アットホームボックス)」はこのほど、都道府県別「達筆」に関する調査の結果を公表した。同調査は2015年12月、全国20~59歳の男女1,457人(各都道府県31人ずつ)を対象に、インターネットリサーチにて実施された。
調査対象者に「字が上手そうなイメージのある都道府県はどこか?」を聞いたところ、1位は28.3%で「京都」。2位は14.4%で「東京」となり、3位「秋田」(6.9%)、4位「北海道」(3.3%)、5位「福岡」(3.1%)と続いた。
「京都」には、「お寺が多く、書道のイメージがある」「京都人は筆を使い慣れていそう」などの声が上がった。一方、マイナビニュースが京都府民を対象に取ったアンケートでは、「お寺のイメージばっかり」「京都の人間はみんな着物を着れると思われている」などの声も上がっており、イメージの強さが先行していることも推測できる。
次に、「自分は字が上手いと思うか?」と聞いたところ、「はい」と答えた人は19.3%にとどまった。同設問で「はい」と答えた人が多かった都道府県のトップ5は、1位が同率で「岩手」「岡山」「熊本」(いずれも32.3%)。ほか、5位に「北海道」がランクインした以外は、「字が上手そうなイメージの地域ランキング」と異なる都道府県がみられた。ランクインしたその他の都道府県を見ても、どこか特定の地域に偏った傾向はみられなかった。
なお、高校生の書道大会「書道パフォーマンス甲子園」では、愛媛県の三島高校が過去2回、大分県の大分高校が3回優勝している。同サイトは、「近い将来には両県がランクインしてくるかもしれない」と予想している。