EIZOは16日、主に写真愛好家を対象とした写真プリント色合わせ(カラーマッチング)システム「Quick Color Match」を発表した。これには、アドビシステムズ、エプソン、キヤノンが開発に協力している。

Quick Color Matchのイメージ

対応システムの一例。写真左はエプソンのプリンタ、写真右はキヤノンのプリンタ

Quick Color Matchには、対応する液晶ディスプレイ、フォトレタッチソフト、プリンタ、フォト用紙が必要。発表当初、対応する機材とソフト、用紙類は以下の通りだ。

EIZO ColorEdgeモニター CS2420、CS270、CS230、CX271、CX241、CG277、CG247、CG2420
エプソンのプリンタ SC-PX3V、SC-PX5VII、PX-5V、SC-PX7VII、PX-7V、EP-10VA、EP-978A3
エプソンのフォト用紙 写真用紙クリスピア<高光沢>、写真用紙<光沢>、Velvet Fine Art Paper
キヤノンのプリンタ PIXUS PRO-1、PIXUS PRO-10S、PIXUS PRO-10、PIXUS PRO-100S、PIXUS PRO-100、imagePROGRAF PRO-1000
キヤノンのフォト用紙 光沢プロ[プラチナグレード]、光沢ゴールド、微粒面光沢 ラスター
ソフトウェア Adobe Photoshop CC / CS6、Adobe Photoshop Lightroom、Adobe Photoshop Elementsなど

これら対応機材を使うと、写真プリントの色合わせをほぼ自動化できる。まず、Quick Color Matchの画面でプリンタと用紙を選択して、印刷したい写真データをQuick Color Match画面にドラッグ&ドロップ。すると、写真データが読み込まれた状態で(例えば)Adobe Photoshop CCが起動するので、エプソンまたはキヤノンのプリントプラグインを呼び出して、そのまま印刷するだけでよい。

Quick Color Matchでプリンタと用紙を選び、印刷したい写真データをドラッグ&ドロップ

Adobe Photoshop CCで校正条件が自動設定される

Adobe Photoshop CCから、エプソンまたはキヤノンのプリントプラグインを実行

あとは印刷するだけ(微調整も可能)