説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「通知センター」が特定アプリからの通知で埋めつくされています!』という質問に答えます。

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ニュース系アプリをインストールし通知を許可していると、通知センターがそのアプリの通知で埋めつくされることがあります。最新の情報をタイムリーに届けることがニュース系アプリの身上ですから、通知件数が少なかったりまとめて届けられたりでは価値が低下します。件数の多さを納得したうえで利用するしかないでしょう。

とはいえ、1日に数十件もの通知が届いてもすべてに目を通すのは困難です。通知をタップしてアプリを起動すれば、その通知は通知センターから自動的に消えますが、未タップの通知はそのまま残ります。見出しの内容からアプリを起動するほどではないと判断した通知は、手動で消すしかありません。

通知件数が多いけれど通知センターで確認したい、非表示扱いにしたくないアプリがある場合は、「設定」アプリから「通知」画面にある「Appごとにまとめる」スイッチをオンにしましょう。すると、通知がアプリごとにまとめて表示され、1度の操作でまとめて消去できるようになります。引き続き通知を個別消去することも可能ですから、通知の性質そのものは変わりません。

なお、iOS 8までは通知センターに表示可能な最大件数(0/1/5/10件)をアプリごとに設定できましたが、iOS 9からそれができなくなり、通知をオン/オフするだけとなりました。届いた通知をなにもせず放置しておくと累積されてしまい、スクロールしなければ通知センターの内容を把握できなくなるので、要不要を早めに判断して必要であれば手動消去する、という利用スタイルを徹底するしか有効な対策はないでしょう。

iOS 9では、通知センターに表示するアプリごとの累積通知数を制限できません。ニュース系アプリがある場合は、こまめに手動消去するのがよいでしょう