ドイツのビー・エム・ダブリューはこのほど、スイスで3月3~16日の期間に開催される「第86回ジュネーブ国際モーターショー2016」への出展概要を発表した。12気筒エンジンを搭載するフラッグシップモデル「M760Li xDrive」のワールドプレミアが行われるほか、新しいモデル名称「iパフォーマンス」が発表される。

BMW「M760Li xDrive」

「M760Li xDrive」は、発売されて間もない新型「7シリーズ」に追加されるフラッグシップモデルで、Mパフォーマンス・ツインパワーターボ採用の12気筒ガソリンエンジンを搭載する。最高出力は600PSを誇り、同時に複合モード燃費12.6リットル/100kmという環境性能も実現した。0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は250km/hとなるが、Mドライバーズ・パッケージ装備車ではその制限値が305km/hまで引き上げられる。

新たに登場する「iパフォーマンス」というモデル名称は、BMW iから技術の継承を示すもので、2016年7月以降、すべてのBMWプラグインハイブリッドモデルにこの名称が使用される。そのワールドプレミアを飾るのが、「7シリーズ」に導入される「740e iパフォーマンス」(標準ホイールベース)、「740Le iパフォーマンス」(ロング・ホイールベース)、「740Le xDrive iパフォーマンス」だ。これら3モデルの登場により、BMWは「2シリーズ」から「7シリーズ」まで合計5つのプラグインハイブリッドモデルをそろえることになる。

BMWはその他、コンパクト高性能スポーツカー「M2クーペ」、専用のアクセントと装備品を採用した「i8 プロトニック・レッド・エディション」も出展。BMWコネクテッド・ドライブを活用した駐車スペースの検索システムであるオンストリート・パーキング・インフォメーション・サービスも初披露される。