JR北海道とNTTドコモはこのほど、青函トンネル内の2カ所で、車両の緊急停車時を対象とした携帯電話サービスの提供を開始すると発表した。
携帯電話サービスを開始するのは、緊急時に車両が停車する竜飛定点(旧竜飛海底駅)・吉岡定点(旧吉岡海底駅)内のホームと隣接する避難所、竜飛定点・吉岡定点から地上へ避難する際に使用する避難用ケーブルカー運行区画(斜坑)とされている。
これらの場所では音声通話とパケット通信サービスの両方が可能となり、異常発生時などの外部との連絡・情報収集手段が確保できるようになる。なお、今回のサービス開始は緊急事態に備えたものであり、原則として青函トンネル内が携帯電話不通区間であることに変わりはない。