年が明けたばかりの先月2日、Gカップのバストを武器に、ダチョウ倶楽部・上島竜兵やバイきんぐ・小峠英二、そして世の男性たちを"煩悩"のとりこにした"わっち"ことグラビアアイドル・和地つかさ(22)。フジテレビ系『芸能界煩悩CUP 有吉のドッキリ初笑い!』で、ドッキリ企画「1番チラ見してしまうのは誰か」の仕掛け人として「混浴温泉の巨乳リポーター」に扮し、地上波では限界露出と思われるバスタオル一枚で、「欲にまみれた煩悩だらけの芸能人」を白日のもとにさらした。

放送後、ネット上でその存在が話題となり、抜群のスタイルや容姿はもちろんのこと、"チラ見"をしまくった上島や小峠に「見ない方がおかしい」といった同情的な声も。さらには最近発売したばかりのDVD『ミルキー・グラマー』をはじめ、これまでのDVDもAmazonランキングで急上昇する熱狂ぶりで、たちまち"わっち"フィーバーが巻き起こった。多くの視線を釘付けにした彼女は、一体どのような人物なのか。グラビアアイドルになったきっかけや本音を聞く中で、最近まで引退危機の窮地に立たされていたことも明らかになった。

グラビアアイドルの和地つかさ 撮影:荒金大介

――すごい反響だったようですね。これまでドッキリの仕掛け人になったことは?

初めての経験でした。身長が低くて胸が大きい子を探してたみたいで、オーディションの結果、出演させていただくことになりました。打ち合わせでは、相手をどうやって褒めるかとか、胸元をどうやって見せるのかとかを話し合って。私はあまり"チラ見"とか気づけないタイプなんですが、上島(竜兵)さんが"チラ見"ではなくて"ガン見"だったので、びっくりしました(笑)。あとは大鶴義丹さんが一回もチラ見してくれなくて……スタッフさんからも「チラ見は仕掛け人の力にかかってるから」って言われていたので、焦りました(笑)。

――反響はどのように伝わってきたんですか?

ツイッターのフォロワーが、放送中だけで2000~3000ぐらい一気に増えて、一週間で5000人ぐらい増えました。その3日前ぐらいに1万人までいったことを喜んでいたくらいなので、本当にビックリ(笑)。それまではイベントをやったり、舞台に出たり、1年半ぐらいかけてジワジワ増えていったような感じでした。それから、私はあまり友だちがいないんですけど、急に友だちが増えて(笑)。知らない名前の人からもたくさんLINEが来ました。トロサーモンちゃんって誰なんだろう(笑)。

――何よりもファンの方々が大盛り上がりだったでしょうね。

放送時間が分からなくて、ファンの方々に告知できていなかったので、ファン以外の人たちからの反応がすごかったです。わりと派手に脱いでしまったので(笑)。

――あそこまで刺激的な描写は、最近の地上波では珍しい光景でした(笑)。

そうですね、昭和の香りというか(笑)。放送30分前ぐらいまで、友だちとファストフード食べて油断していたんですが、放送後から私のDVDのAmazonランキングが急上昇! 家族はそのことは喜んでくれましたが、番組内容にはあまり触れてくれませんでした(笑)。

――先ほど、"チラ見"はあまり気づかないとおっしゃっていましたが、てっきり視線に敏感だと思い込んでいました。

チラ見ぐらいじゃ気づきませんが、駅の改札とかですれ違いざまにじっくり見られることがあって、そういう時はすぐに気づいちゃいます(笑)。小学校3年生ぐらいの頃から胸が大きくなりはじめて、小さい頃はそういう視線が苦手でした。中学生の頃とかは裏サイトに「胸が大きい子ランキング」みたいな書き込みがあって、私が1位になっていたり(笑)。

――グラビアアイドルの方々は、過去にコンプレックスを抱いている方も多いですよね。

私は撮影会とかグラビアを始めてからも結構イヤでした。仕事では「大きいね」と言われる程度ですが、撮影会でファンの方から胸の形のことについて具体的に言われたりすると……。もともと女子校育ちなので、あまり男子と関わらずに生きてきたせいかもしれません。このお仕事を始めて、舞台で共演する方々とか、ファンの方々との触れ合いで徐々に慣れていきましたが、ファンの方々には、「セクハラやめてください!」「そこまでは違うと思います!」とハッキリ伝えてるんです(笑)。

そんな私を理解してくれているので、わざとセクハラ発言をした方を私が叱る流れが定番になっていて、いつもそこで一番笑いが起きています(笑)。番組を観ていたファンの方々の中には、それを期待していた人もいたみたいです。そんな感じで、胸に関してはあまり気にならなくなりました(笑)。今回のように、仕事にとって武器となりますしね!

――番組を見ていて、声も魅力的だなと思いました。声優を目指していたこともあったそうですね。

グラビアをやりながら養成所に通っていました。ある方から「役者は無理」と言われたことがあって、別の方向もあるのかなと思ったんですが、声優さんも当然厳しい世界で。中学生ぐらいの頃から演技の勉強を始めて事務所にも所属していたこともあって、いろんなお仕事を並行してやっていたので……どの肩書きで芸能界デビューしたのか謎なんです(笑)。

――人前に出る仕事をやろうと思ったきっかけは?

そこは小さい頃からブレていなくて、幼稚園の時からずっとアイドルになりたいと思っていました。そのまま大人になった感じというか(笑)。薬師丸ひろ子さんみたいな、昭和のアイドルに憧れていたんですが、大人になっていろいろ考えた結果、自分の胸の大きさを生かす方がいちばん良い方向に流れていくんじゃないかなと思って今に至ります。

グラビアアイドルという職業については……ファンの方々の支えを感じた時にやりがいを感じます。DVDの売れ行きもそうですけど、反響がすぐにわかる職業なので、応援してくださる方々は私にとっては大きな存在です。それから、一人の現場が多いのでスタッフさんの支えをより強く感じて、もっと頑張らなきゃと思います。