ワタミは2月10日、2016年3月期第3四半期(2015年4~12月)の連結決算を発表した。それによると、純利益は98億7,200万円(前年同期56億4500万円の赤字)の黒字となり、過去最高益を記録した。これは、介護事業の売却により特別利益151億2,600万円を計上したことなどによる。
国内外食事業は「回復傾向にある」
売上高は前年同期比12.6%減の1,030億1,000万円、営業利益は4億9,400万円の赤字(同3億2,500万円の赤字)、経常利益は12億7,200万円の赤字(同14億2,600万円の赤字)となった。
国内外食事業については、10店舗を新規出店した一方、67店舗を撤退し、期末店舗数は502店舗となった。既存店売上高は同7.1%減、既存店客数は同4.1%減で、その結果、国内外食事事業の売上高は同22.4%減の363億600万円、営業損失は15億4,600万円となった。同社は「第3四半期は約11億円の改善となっており、直近の12月、1月は客数100%に戻ってきていることから、回復傾向にあると考えている」と話している。
通期の業績予想は、売上高が前期比18.2%減の1,270億円、営業利益が0円、経常損失が8億円、純利益が130億円を見込んでいる。