米Qualcommは11日(現地時間)、次世代ウェアラブルデバイス用SoC「Snapdragon Wear 2100」を発表した。
次世代ウェアラブルデバイスでの利用を想定した新しいSoC(System-on-Chip)。次世代ウェアラブルデバイスにおける、常時接続や低消費電力での長時間使用といった重要な特徴をサポートするという。主にスマートフォンで採用されている現行SoC「Snapdragon 400」シリーズから約30%小型化しており、より自由な製品デザインが可能。また、消費電力もSnapdragon 400シリーズから25%低減し、バッテリ駆動時間も長くなるとする。通信はBluetoothとWi-Fiの両方を搭載するほか、4G/LTEと3Gにも対応。NFCもサポートする。
主な仕様は、下記の通り。
- CPU:ARM Cortex A7
- GPU:Qualcomm Adreno 304(OpenGL ES 3.0)
- ディスプレイ出力:最大640×480ドット(60fps)
- モデム:Snapdragon X5 LTE
- Wi-Fi:IEEE802.11n(2.4GHz)
- ストレージ:eMMC 4.5対応
- メモリ:LPDDR3 400MHz対応
- Bluetooth:Bluetooth 4.1
- 充電:Quick Charge 2.0対応
同社は、次世代ウェアラブルデバイス用プラットフォーム「Snapdragon Wear」も同時発表した。Snapdragon Wear 2100搭載デバイスは現在開発が進められており、一般販売は2016年後半が見込まれている。