女優の大島優子と俳優の鈴木浩介が10日、都内で行われた舞台『美幸‐アンコンディショナルラブ‐』の制作発表に出席した。
同舞台は、森三中の大島美幸の夫で人気放送作家の鈴木おさむが書き下ろして2014年に発売された小説『美幸』が原作の、鈴木浩介と大島優子の二人芝居。残酷ないじめにあい、絶望から逃れるために心がゆがんでしまった少女・美幸が、すべてを投げ出してでも全うしようとした無償の愛を描く。
タイトルロールでもある美幸を演じる元AKB48の大島優子は「二人芝居ということで正直不安だらけでございます…。分量も多いし隙もないので、それが出来るのか怖くて怖くて…」と正直な胸の内を明かすも「AKB48の時に秋元康先生から『無理をしろ! 負荷をかけないと成長しないぞ』と教えられたので、妥協すると成長できませんから今回のお話を受けさせてもらいました」と出演の経緯を説明。演じる美幸は幼い頃にいじめられて無償の愛を見つけていくが、それについて「私は小さい頃から芸能活動をしていて、学校では先輩が教室に見に来たり登校中に見られたりと注目を浴びてきたので、何となくですが美幸の気持ちが分かりました」と話すも「恋愛に関しては鈴木浩介さんに教えてもらおうと思っています(笑)」と苦笑いを浮かべた。
同舞台では衝撃の言葉を大島が発するシーンも。その詳細を尋ねた報道陣に演出と脚本を手掛ける鈴木おさむは「ダメです」と断るも、大島は「本当に衝撃なんですよ! 人生で一度も言ったことがない言葉なんです」と明かしつつ「でも言ってみたいですね。人生で一度しか言わないだろうから、言ってみたいです!」と意欲をみせていた。舞台『美幸‐アンコンディショナルラブ‐』は、5月12~24日(17日は休演)に東京・本多劇場、5月27~30日に大阪・サンケイホールブリーゼでそれぞれ公演される。