日本マクドナルドホールディングスは2月8日、2015年12月期(2015年1月1日~12月31日)の通期連結業績を発表した。これによると最終損益は347億円の赤字(前期は218億円の赤字)だった。赤字は2年連続で、2001年の上場以来最大となった。
全店売上高は、対前年比697億円減少の3,765億円。この売上高の減少に加えて、ビジネスリカバリープランに伴う投資を155億円実施したことなどにより経常損益は276億円の赤字に。また、減損損失や戦略的閉店などに伴う特別損失を合計72億円計上したことなどにより、当期純損益は347億円の赤字となった。
2016年度の戦略としては、「名前募集バーガー」のような、マクドナルドならではのわくわくする商品や季節限定メニュー、地域の特産品を使用した商品のほか、「おてごろマック」のような"バリュー"を感じてもらえる商品などメニューを強化するという。
そのほか、モダンな店舗への改装、地域に特化したビジネスモデル、コストと資源効率の改善を掲げる。昨年度に計画した戦略的閉店は今年度初旬に全て完了する見込みで、新たな計画はないとのこと。