家でワインが飲みたいけど何を買えばいいのか分からない……ということはないだろうか。そんな人のために、アマゾン・ジャパンは「Amazon ソムリエ」サービスをオンラインショップ「Amazon ワインストア」にて開始した。このほど行われた発表会にて、担当者に詳しく聞いてきた。
「Amazon」がソムリエにも手をだした!?
Amozon ソムリエは、オンラインストアでありながら、ソムリエやワインアドバイザーにワインについて直接電話で相談できるサービス。サービス料金ならびに電話料金は無料で、特定の料理に合わせたいときや贈り物を選びたいとき、気軽に飲みたいときなど、用途に合わせたワイン選びを手伝ってくれる。さらに、ソムリエとの通話を終えた後には、提案されたワインの情報をメールで送ってくれるサービスになっている。
使い方は、まず「Amazon.co.jp」内のワインの商品ページにて、「次の画面で電話番号を入力いただくと、お客様のお電話がなります。」のリンクをクリック。次の画面で、自分がいま一番近くでとれる電話の番号を入力すれば、同サービスから電話がかかってくる。なお対応時間は、平日12時~17時のみなので注意が必要だ。
発表会で登壇した、同社消費財事業本部酒類事業部の宮本貴臣事業部長によると、「ワインをお店に行って選ぶ、分からなくてお店のスタッフの人に聞いてみるというのは、少しハードルが高いという人もいるかもしれません。そんなときにぜひこのAmazon ソムリエを活用してみてほしいです」と言う。
「何を伝えたらいいの?」実際のソムリエに聞いてみた
「直接電話できたところで、何を聞いたらいいのか分からない! 」という人も多いだろう。筆者もそのひとりだ。その悩みについて、Amazon ソムリエサービスリーダーの原深雪さんに聞いたところ、「初めて話をするときには、その人が普段どんなワインを飲むのか、という好みを伝えてほしいですね。もしお酒が強くなければ、事前に言ってもらえると助かりますし、その人が普段どのようにワインを飲むのかをお話ししていただきたいです」と回答した。
原さんによると、今選ぼうとしているワインを飲むときの"空気感"を伝えるのも大事だそうだ。「ひとりでしっとりと飲むのか、友人たちと家でまったりと飲むのか、アウトドアでわいわい飲むのかといった状況でワイン選びも変わるんですよ。人数によっては、オススメする量も考えなければいけませんね」とのこと。
大のワイン好きの押切もえさんも絶賛
発表会には、モデル・作家の押切もえさんとソムリエの石田博さんが登場し、実際にAmazon ソムリエを体験した。大のワイン好きだという押切さんは、「料理や人数を細かく質問してくれるので、『しっかり選んでくださるんだな』と思いました。自分でワイン選ぶときは結構偏りがちだったり、同じ物をついつい頼んでしまいがちだったりするんですけど、自分では想像もつかないものを紹介されるのはすごくいいですね」とコメントした。
ネットでワインを買うとなると、味が分からないというリスクがある。それを回避できるという同サービスは、今後のネットショッピングに変化を起こせるだろうか。今後の業界の動きにも注目したい。