東邦銀行は2月22日より当面の間、全国的に多発しているインターネットバンキングを悪用した不正送金被害の未然防止のため、「都度指定振込」の取引をワンタイムパスワードによる利用のみに限定する。
「都度指定振込」の取引をワンタイムパスワードの利用のみに限定
現在発生している不正送金は、顧客のパソコンをウイルスに感染させ、ID番号や暗証番号などの情報を盗み取り不正に送金操作を行ったうえで、ATMで即時に現金を引き出す手口。特に最近は巧妙化かつ高度化していることが確認されている。
東邦銀行では、顧客の預金を守るために、2月22日より当面の間、「都度指定振込」の取引を、ワンタイムパスワード(ソフトトークン)による利用のみに限定する。ワンタイムパスワード(ソフトトークン)とは一定時間のみ有効かつ1度しか使うことの出来ないパスワードで、固定パスワードと比べると不正送金を未然に防止している事例もある。
年に1回以上でも、都度指定振込を利用する顧客は、ワンタイムパスワード(ソフトトークン)を登録するか、東邦銀行窓口にて振込先の事前登録をしたうえで、事前登録振込を利用する必要がある。なお振込限度額は、万が一悪用された場合の被害を最小限に抑えるため、事前登録振込が500万円、ワンタイムパスワードを利用する都度指定振込を100万円と定める。