俳優・村上弘明、女優・剛力彩芽、俳優・陣内孝則が出演するテレビ東京系スペシャルドラマ『松本清張特別企画「喪失の儀礼」』が、今春放送されることが5日、明らかになった。

村上弘明

剛力彩芽

陣内孝則

3人は、昨年3月に同局開局50周年特別企画として放送された『松本清張「黒い画集-草-」』で共演しており、今作では村上と剛力が静岡県警の刑事、陣内が警視庁捜査一課の刑事として再び集結。静岡・中伊豆や、東京・深大寺を舞台に、医師と医療メーカーによる癒着や、愛憎関係がもたらした、連続殺人事件に挑む。

村上と剛力は、前作では親子関係だったが、今作について村上は「2人で静岡から出てきた親子のような刑事です」と説明。「がっちりと組んでやるのは今回が初めてだったので、新鮮な感じでやらせてもらいました」と撮影を振り返る。

剛力は、村上・陣内との再共演に「またお2人とご一緒できるという話を聞いて、とてもうれしかったです」と喜びのコメント。今回の役柄を「『はいはい』ってうまく上司をあしらいながらしっかり仕事ができる女の子」と説明しながら、「一緒にドキドキ推理しながら見ていただけたらうれしいです」と話している。

陣内は、今作で湖のシーンが印象に残っているといい、「長回ししてると、あ!今蚊に食われてる…と思いながらじっと耐えていたり。つらかったけど、でもその我慢が画に良い影響を与えたんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。

テレビ東京の中川順平プロデューサーは「村上さん、陣内さん演じる刑事2人の、まったく違う個性が激しくぶつかり合う捜査。そんな男たちに振り回されながら見守る剛力刑事。豪華キャストのアンサンブルは大きな見どころです」と予告。「社会の断面に鋭く斬り込むと同時に、人間の心理を見事に描く松本清張作品の真骨頂です」と語っている。

(C)テレビ東京