俳優の古田新太らが、佐々木蔵之介と深田恭子が再共演する映画『超高速! 参勤交代 リターンズ』(9月10日公開)に出演することが4日、明らかになった。
本作は、第37回城戸賞を受けた土橋章宏氏の同名脚本を映画化した、歴史エンターテインメント『超高速! 参勤交代』(14年)の続編。前作では、金山略奪を狙う老中・松平信祝(陣内孝則)によって無理難題を命じられた弱小貧乏藩の湯長谷藩(現:福島県いわき市)が、金も時間も人手もない中、藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)を筆頭に6人で知恵を絞って"参勤"を実現。本作では、行きの"参勤"で金も体力も使い果たした政醇らが帰りの"交代"を始めるも、信祝のある企みを聞きつけ、どうにかピンチを乗り越えていく様を描く。
古田が演じるのは、信祝の陰謀に気付いてひそかに信祝の動きを見張る南町奉行・大岡忠相。「この作品のメンバーになれたことを心からうれしく思います」と語る古田は、「おいらは参勤交代しませんでしたが、大岡越前です。心は加藤剛さん。同時期に東山紀之さんも大岡役を演じていてがぜん鼻高々です」と感動をあらわにする。
そんな古田のほか新たに、信祝が湯長谷藩をつぶすために味方につけた尾張柳生の刺客たち、諸坂三太夫役として渡辺裕之、森極蔵役として中尾明慶、柳生幻道役として宍戸開、さらに寺脇康文演じる湯長谷藩士・荒木源八郎の妻・富江役として富田靖子、同藩の次席家老・福田弥之助役として橋本じゅん、湯長谷村の農民役として大鶴義丹らの出演も決定。本木監督は、このキャストを前に「強力なオーラを放つ実力派俳優ばかりを選抜し、それぞれ意外性のある役柄を演じていただきました」と胸を張りながら、「予想は的中、全編を通して一時も目の話せない超濃厚な味わいとなりました」とアピールした。
(C)2016「超高速! 参勤交代 リターンズ」製作委員会