JR四国と海洋堂は3日、「海洋堂ホビートレイン」のリニューアルについて発表した。「かっぱの世界」をコンセプトに車体・車内デザインを変更し、フィギュアも入れ替え、列車名を「海洋堂ホビートレイン『かっぱうようよ号』」とする。
「海洋堂ホビートレイン」はキハ32形を使用し、2011年7月から運転開始。2013年7月、「SFラッピング」の車体、「恐竜デザイン」の車内にリニューアルされた。現在、おもに予土線の普通列車(宇和島~江川崎間1往復・宇和島~窪川間1往復)に使用され、「しまんトロッコ」「鉄道ホビートレイン」とともに「予土線3兄弟」の愛称で観光客に親しまれるなど、予土線沿線の地域おこしに寄与しているという。
JR四国によれば、今回のリニューアルは「2016奥四万十博」(高知県高幡地域で開催)・「えひめいやしの南予博2016」(愛媛県南予地域で開催)に合わせ、「お客様により親しまれ、より愛され、わざわざ足を運んでいただけるように」実施されるとのこと。車両全体のコンセプトを「かっぱの世界」とし、清らかな川を楽しむかっぱたちをイメージした外観に。車内はショーケースの展示をかっぱのフィギュアに入れ替え、かっぱと一緒に写真が撮れるように人形を設置するなど、「かっぱと一緒に楽しめる空間」とする。
「海洋堂ホビートレイン」は今後、5月中旬から6月中旬にかけてリニューアル工事を行い、6月中旬または下旬に「海洋堂ホビートレイン『かっぱうようよ号』」として運転開始する予定。「出発式等については詳細が決まり次第お知らせします」とのこと。