農林水産省は2日、「平成27年農林水産物・食品の輸出実績」を発表した。これによると、農林水産物・食品の輸出額は7,452億円となり過去最高値となった。
2020年1兆円達成を目指す
農林水産物・食品の輸出額の推移をみると7,452億円となり、昨年の6,117億円から21.8pt増加した。金額の内訳をみると、農産物が4,432億円。林産物が263億円、水産物が2,757億円となった。
これにより、平成28年中間目標額の7,000億円を1年前倒しで達成した。さらに同省では2020年の目標輸出額1兆円の前倒しを目指すとしている。
輸出先国・地域別輸出額をみると、1位は「香港」(1,794億円)。次いで2位は「米国」(1,071億円)、3位は「台湾」(952億円)となった。以降、4位は「中国」(839億円)、5位は「韓国」(501億円)と続いた。
上位3国の輸出品目をみると、香港では「真珠」(251億円)が1位だった。次いで2位「乾燥なまこ」(100億円)、3位「たばこ」(87億円)。米国の1位は「ホタテ貝」(127億円)。2位は「ぶり」(116億円)、3位は「アルコール飲料」(94億円)。台湾では「たばこ」(130億円)が1位に。以降2位「りんご」(99億円)、3位「さんご」(73億円)と続いた。