セイコーウオッチは1日、冒険家・三浦豪太氏が監修する登山用ソーラーデジタルウオッチ<セイコー プロスペックス>アルピニストから、スマートフォンとBluetoothで接続して、さまざまな機能を実現するデジタル時計(全5モデル)を発表した。6月10日の発売予定で、税別価格は44,000円または45,000円。
今回のアルピニストは、セイコーとして発のBluetooth通信機能つきソーラーウオッチとなる。専用のスマートフォンアプリ(iOS用/Android用)を使い、登山計画の作成や登山記録管理、時計の時刻同期、各種設定が行える。専用アプリには、山と溪谷社監修の「日本百名山」おすすめルートをプリセット。百名山の登山時には、プリセットデータから簡単に登山計画を作成できる。
独自の新機能として「登山計画達成率」表示を搭載。登山時に、予定の行程がどれくらい進んだかを、高度を基準として表示する。1時間あたりに移動する高低差(m/h)を示す「登高スピード表示」や、「日の出日の入り時刻表示」と併用することで、登山計画の管理が可能。内蔵するセンサーは「気圧」「温度」「方位」という3種類(FIELDSENSOR)。高度、気圧、温度、方位を計測できる。
山の日制定記念限定モデル、4種類のレギュラーモデル
2016年から、8月11日は国民の祝日「山の日」となる。これを記念し、夏山登山で人気の雪渓をイメージしたホワイトカラー限定モデル(SBEL009)を用意。限定1,000本で、税別価格は45,000円。
一方のレギュラーモデルは全4種類。ケース色が黒×シルバーの「SBEL001」、黒×ピンクの「SBEL003」、黒×黒の「SBEL005」という3モデルは、税別価格が44,000円。
もうひとつはミウラ・ドルフィンズスペシャルモデル「SBEL007」で、ケース色は赤×黒となる。税別価格は450,000円。ミウラ・ドルフィンズは、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏と、アルピニストの開発アドバイザーである豪太氏の親子が、講演・運動指導、抗加齢についての研究などを行っている団体。
共通の仕様として、ケース素材がプラスチック、ケースサイズが縦57.9×横48.1×厚さ13.6mm(ボタン突起部を含まず)、バンド素材がシリコン、裏ぶた素材がステンレススチール、防水性能が10気圧。また、ムーブメント「キャリバー S830」の主な仕様と機能は以下の通り。
- 時間精度:平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)
- ソーラー充電機能:パワーセーブ機能つき(フル充電時より約5ヶ月間駆動)
- 高度計測機能(登高スピード、高度)、高度補正
- 登山計画達成率表示機能、リバースモード、ドリフトキャンセル機能
- 登山データ記録機能
- 気圧計測機能(気圧傾向グラフィック、気圧)、温度計測機能
- 方位計測機能(方位、方位角度)、磁気偏角補正、磁気キャリブレーション
- 日の出日の入り時刻表示機能(登山計画位置、現在位置)
- 設定機能(体重、装備重量、単位)
- Bluetooth通信機能(Bluetooth Smart)、機内モード
- ストップウオッチ機能(1/10秒計測、100時間計)
- アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)
- ワールドタイム機能(世界42都市+7大陸最高峰+富士山)
- LEDライト機能、コントラスト調整機能、サウンドデモ機能
- フルオートカレンダー機能(2064年12月31日まで)