ZOOMは、パッド演奏をオーディエンスに魅せる“楽器”としても活用できる新感覚のリング型ドラムマシン&コントローラー「ARQ Aero RhythmTrak」を発表した。2016年春発売予定。

「ARQ Aero RhythmTrak」は、シーケンサーであり、シンセサイザーであり、ルーパーであり、加速度センサーを内蔵した楽器であり、Bluetooth対応MIDIコントローラーでもある、新感覚のドラムマシン&コントローラーだ

同製品は、EDMサウンドを中心とした多彩な音源を搭載するベースステーション「AR-96」と、着脱可能なMIDIコントローラー「AR-96c」のふたつのパワフルなユニットから構成。AR-96には、468種類のPCM波形と70種類のシンセ波形を内蔵したパワフルなサウンドエンジンを搭載しており、最大5系統のDSPエフェクトを同時使用が可能となっている。

また、ループ素材を録音できるステレオライン入力や、WAV形式のループ素材を取り込めるSDカードスロットも装備。パソコン接続用のUSBポートも用意されている。

一方、AR-96cは、ベースステーションだけでなく、Mac/iOS機器とBluetoothでワイヤレス接続して、多機能な着脱式リング型MIDIコントローラーとして使用可能。ベロシティセンスおよびアフタータッチに対応した96個の自照式ドラムパッドを搭載しており、リアルタイム演奏やステップ入力が行える。さらに、3軸加速度センサーを内蔵し、コントローラーの傾きや回転させる動作でエフェクトパラメーターもリアルタイムに制御することもできる。なお、内蔵リチウムイオン電池で駆動し、ベースステーションに設置すると自動的に充電を開始する。