ジャガー・ランドローバー・ジャパンは28日、ジャガー初のパフォーマンスSUV「F-PACE」の予約受注を29日から開始すると発表した。2013年のフランクフルトモーターショーで発表したコンセプトカー「C-X17」を具現化し、昨年のフランクフルトモーターショーと東京モーターショーで公開された最新モデルだ。
「F-PACE」に関して、昨年11月2日から全国限定50台の特別仕様車「F-PACE ファースト・エディション」の先行受注を行っていたが、今回は日本市場向けとしてジャガー・ランドローバーが設計から生産までを手がけたインジニウムディーゼルエンジン搭載モデル3機種と、ガソリンエンジン搭載モデル2機種の全5機種をラインアップする。
ディーゼルエンジン搭載モデルは、出力180PS・トルク430Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、ベーシックな「ピュア」、レザーシートなど装備を充実させた「プレステージ」、エクステリアをよりスポーティに仕上げた「R-スポーツ」の3グレードを用意。ガソリンエンジン搭載モデルは、3.0リッターV6スーパーチャージエンジンによるハイパフォーマンスな走りを実現した「R-スポーツ」(340PS・450Nm)と「S」(380PS・460Nm)の2グレード展開となる。
ボディは80%にアルミニウムを使用した軽量モノコック車体構造を採用し、50:50にほぼ近い重量配分バランスを実現。足回りにはダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとインテグラルリンク式リアサスペンションを採用し、電動パワーステアリング(EPAS)、トルクベクタリングバイブレーキング(TVbB)、インテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)、アダプティブサーフェスレスポンス(ASR)、オールサーフェイスプログレスコントロール(ASPC)などのドライバー支援システムを搭載した。
エクステリアカラーは15色から選択でき、5人の乗員が快適に乗車できる室内空間と、650リットルのラゲッジルームを装備。10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」、ナビゲーションディスプレイとしても活用できる12.3インチTFTインストルメントクラスター、セグメント初となるウェアラブル技術を活用したアクティビティキー(オプション)など、最新技術も取り入れた。
「F-PACE」の価格は、ディーゼルモデルが639万~728万円、ガソリンモデルが849万~981万円(ともに税込)となっている。