エレコムは26日、無線LANルータからの電波を中継して利用範囲を拡大する中継器「WTC-1167HWH」を発表した。2月中旬から発売する。価格は8,970円(税込)。
無線LANルータと組み合わせて使い、電波の強度を高めたり、到達範囲を広げる無線LAN中継器。適切に導入することで、風呂やトイレなど無線LANルータだけでは電波の届きにくい場所でも、安定したWi-Fi接続が可能となる。2台使った中継にも対応。コンセントに直付けして使用するタイプとなっており、本体は薄く丸みを持たせることで邪魔になりにくい。
5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠し、通信速度は最大867bps(理論値)。デュアルバンド対応なので、両方の周波数を同時に中継できる。中継モードは、2.4GHz5GHzのいずれかを使用するシングルモード、両方を使うデュアルモード、2.4GHzを5GHzに、5GHzを2.4GHzに変換するクロスバンドモード、通信状態の良い帯域を使うOptimizeモードの4種類を用意する。
接続距離は最大30mで、無線LAN接続機能は「WPS」をサポート。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64bit/128bit)で、ステルスSSIDなども使用できる。内蔵アンテナは5GHz帯と2.4GHz帯とも送受信を2本ずつ。同時接続台数は10台まで。本体サイズはW68×D30×H98mm、重量は約108g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.5以降。