雪印メグミルクグループのビーンスターク・スノーは25日、0歳~3歳の子どもを持つ25歳~45歳の親400人(既婚者の父親・母親各200人)を対象に実施した、アレルギーに関する意識調査の結果を発表した。

「もっともアレルギーを感じる月はいつですか」(N=214)

まず、アレルギーを感じやすくなる季節があるのかを質問したところ、400人中の約半数(214人)が「ある」と回答。その中でもっともアレルギーを感じやすい月として、3月と回答した人が31%ともっとも多く、次に4月と回答した人が28%で2番目に多い結果となった。全体の傾向として、2月から5月の冬から春にアレルギーを感じやすくなる人の割合が多くなっている。

今現在アレルギーを発症しているのかを、家族も含めて調査したところ、家族の誰もアレルギーを発症していないという回答は64%。1人以上アレルギーを発症している家族は36%であり、3家族のうち1家族は誰かしらアレルギーを発症していることが分かった。アレルギー発症の割合は父親が22%で、母親(15%)や子ども(20%)の発症率より高い結果となった。

「アレルギーの親子関係と子どものアレルギー発症率」(N=400)

アレルギーの親子関係について分析したところ、父親と母親が共にアレルギーを発症している場合、子どもがアレルギーを発症する割合は50%だったのに対して、父親のみがアレルギーの場合は30%、母親のみの場合は21%となっており、両親どちらもアレルギーでない割合は11%。これにより、両親ともにアレルギーを発症していると、子どものアレルギー発症率は両親ともにアレルギーでない場合の約5倍という結果となった。

アレルギーの種類について質問したところ、大人が発症しているアレルギーで一番多かったのは花粉症の44%、次にアトピー性皮膚炎が16%、食物アレルギーは14%となった。また、花粉症や食物アレルギーについては、医師の診断を受けていない人が多いことも判明した。

子どもの発症しているアレルギーは、1位が食物アレルギーで15%、次に花粉症とアトピー性皮膚炎がそれぞれ11%となっている。食物アレルギーの内訳は、医師の診断を受けて分かっている人が11%、診断を受けていないがなんとなく感じている人が4%で、10人に1人以上は医師によって食物アレルギーだと診断されていることが分かった。なお、親の年齢による子どものアレルギーの発症率に関して分析したところ特に傾向は見られなかった。

同調査は、9日~12日の期間にインターネットリサーチによって実施。調査対象は、0歳~3歳の子どもを持つ男女200人ずつ計400人で、25歳~30歳、31歳~35歳、36歳~40歳、41歳~45歳の各グループ50人から回答を得た。