ワークポートは、同社サービス利用者を対象に実施した「転職希望者のホンネ調査」の結果を発表した。同調査は1月11日~16日にかけて、20~40代の男女323名を対象に行った。
20代は将来に対する漠然とした不安を抱えている
将来のキャリアに不安を感じることがあるか尋ねたところ、83%が「ある」と回答した。年代別に分析すると、各年代ごとに「不安の傾向」が異なることがわかった。
20代は「会社や業界の将来性が分からない」「ライフステージに合わせたキャリア設計ができない」「しっかりとした職歴もないため不安」など、将来に対する漠然とした不安を抱いている人が多い傾向にあった。会社や業界の将来性・安定性に不安を感じ、長く続けられる仕事に就けるのかを心配する声も多い。
30代は年齢制限や積んできたキャリアや経験が通用するのか、子育てとの両立など、20代より具体的な不安を挙げる人が多かった。「一貫したスキルが無いので今後仕事をしていけるか不安」「年齢的に転職が難しくなってきている」「子供が大きくなった頃には親の介護で働く時間に制限ができるのではないか」などの声が寄せられた。
40代は、新しい技術や時代の流れについていけるのかどうかという不安や、体力的な不安、老後の安定・働き方を不安視する傾向にあるようだ。「早期退職をすすめられるのではないか」「体力的な限界がくることが心配」「経験が他社で通用するものなのか不安に感じる」といったコメントが寄せられている。