Airbnb(エアビーアンドビー)は25日、中国の旧正月である『春節』の人気旅行先ランキングを発表した。それによると、2016年の人気訪問国1位は日本、人気都市1位は大阪となった。

春節の海外旅行客数は市場最高記録を更新

春節の連休中における海外旅行客数は市場最高記録を更新。人気訪問国ランキングの1位は日本で、以下、2位韓国、3位米国、4位マレーシア、5位オーストラリアと続いた。

春節旅行者が選ぶ人気訪問国トップ15(出典:PR TIMES Webサイト)

人気都市ランキングの1位は大阪。同社が1月8日に発表した「2016年に訪れるべき16の地域」でも大阪・中央区が1位に選ばれており、大阪城などの史跡や「食い倒れの街」として知られる大阪のグルメが人気を集めていると推測される。以下の順位は2位東京、3位ソウル、4位京都、5位釜山となった。

春節旅行者が選ぶ世界の人気都市トップ10(出典:PR TIMES Webサイト)

連休中に3人以上で泊まるAirbnbゲストの数は、昨年は全宿泊客の30%だったが今年は過半数に急増。旅行者が検索する宿泊先タイプで一番人気を集めたのは「キッチン完備のアパート、まるまる貸し切り」だった。

宿泊予約する年齢層をみると、ミレニアル世代(1980年代半ば~2000年頃に生まれた10代、20代の若者)が最も多かったものの、今年は34歳以上の旅行客が前年比20%増加したという。

Airbnbアジア太平洋地域ディレクターのJulian Persaud氏は「春節も年間最大クラスの旅行シーズンに様変わりしてきました。昔は実家に帰省して祝う家族だけのお祭りでしたが、だんだん海外のユニークな旅行体験に触発され、家族の伝統行事を守りながらも普段と違う街の刺激を求める旅行客が増えてきたように思います」と話している。