米IBMは21日(現地時間)、映像配信サービス「Ustream」を買収したと発表した。買収額は非公開。UstreamをIBMのクラウドビデオ事業に吸収することで、同社の企業向け映像サービスを強化するねらいだ。
IBMは、2013年12月にファイル転送ソフト「Aspera」、2015年10月にストレージサービス「Cleversafe」、2015年12月に動画管理サービス「Clearleap」を買収。ここにUstreamを加えた4社を「IBM Cloud Video Services Unit」とし、新たな企業向けクラウド映像配信サービスを開発する。
日本や韓国などアジアにおけるUstreamのサービスはUstream Asiaが運営していたが、2015年12月からは米Ustreamによる直接運営に移管することを発表していた。IBMはUsteramのサービス継続についてコメントしていないが、Ustream Asiaは12月1日に「2016年2月1日以降もこれまで通りにサービスをご利用いただくことができるよう準備中です」とアナウンスしている。