4月4日からNHK総合でスタートする連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のスタジオ取材会が21日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の高畑充希をはじめ、西島秀俊、木村多江、向井理が報道陣の取材に応じた。
連続テレビ小説第94作目となる同ドラマは、戦後の昭和・激動の時代にヒロインが小さな出版社を興し、庶民の目線に立った雑誌作りに奮闘するというもの。主演に抜てきされたのは、同ドラマで初主演となる高畑充希で、ヒロインの小橋常子役を演じる。ヒロインの父親・竹蔵役には西島秀俊、母の君子役に木村多江、叔父の鉄郎役に向井理が扮する。
取材会が行われたこの日は、スタジオ収録の合間を縫って報道陣の取材に対応した主演の高畑らのキャスト陣。高畑が「現場の雰囲気はとにかく楽しいですね。子役ちゃんの出番も多くて、子役ちゃんが賑やかで可愛らしく、大人の私たちもずっとフザケています(笑)。撮影が長かったりするので、楽しいことを膨らませ、お芝居もみんなでいろんなアイデアを出し合っていますね」と撮影現場は和気あいあいな雰囲気で「面白くなるに違いないと思っています。楽しみにしてください」とアピールした。
また、西島が演じる竹蔵が常子の幼少時代に亡くなることもあり、「とと(父)とのシーンが1つもないので幽霊が出てこないかと思っています(笑)」と笑わせるも「ずっとととに会いたい会いたいと現場で言っていましたが、いざリハーサルで会えちゃったら何を喋っていいのか分からくなり、正直まだ緊張しています。目を合せて話そうとするんですけど、長時間持たないですね(笑)」と照れ笑い。西島も「僕も正直幽霊で共演したいと思っているのでお願いします(笑)。高畑さんはすごく頭の回転が早くて感の鋭い女優さんと思っていたので、僕はいつでも待っていますよ」と高畑のラブコールに応えていた。
同ドラマの主題歌を宇多田ヒカルが歌うことも決定。それについて高畑は「恵まれすぎて怖いな、と思いました。(Twitterで)顎が外れそうになったと書きましたが、結構嘘じゃなくて、本当にそれぐらい驚きました。やっぱりずっと聴いていた人だし、一番大好きなアーティストですが、朝ドラの主題歌とは遠いところにいる方のような気がしてものすごく感激しました」と感動した様子で「私の知った時点で誰にも言ってはいけなくて、母とすごい盛り上がってました。ほとぼりが冷めた時に情報解禁で、いろんな方に言えてすっきりできました」と満足げだった。