ソフトバンク・ペイメント・サービス(以下、SBPS)は21日、訪日中国人観光客増加に伴い利用が拡大している越境EC向けの決済手段として「銀聯ネット決済」の提供を開始した。
事業者は幅広いサービスの展開・拡大が可能に
同社は「UnionPay(銀聯)」のメンバーシップライセンスを取得しており、「銀聯ネット決済」の申し込みから加盟店審査・提供まで、信頼性の高いサービスをトータルで提供する。越境ECを運営している事業者は、「銀聯カード」で支払いができる「銀聯ネット決済」を決済手段として導入することで、中国人観光客の訪日前の旅行サービス予約や訪日後の日本製品の購入など幅広いサービスの展開・拡大が可能になるとしている。
導入のメリットとしては、日本円に換算した上で事業者に入金するため、煩わしい外貨換算は不要となるほか、売上明細など日本語対応の管理ツールで確認できるため、安心して利用できるという。
SBPSは「弊社は2015年に『UnionPay(銀聯)』のメンバーシップライセンスを取得し、店舗向けとオンライン両方の決済サービスの提供を計画している。まずはオンラインの決済サービスをリリースし、店舗向けの決済サービスについては今春あるいは夏以降を予定している」と話している。
今回の提供を記念して、「銀聯ネット決済スタート記念キャンペーン」を実施。期間中、「銀聯ネット決済」を申し込んだ事業者を対象に、「銀聯ネット決済」の初期費用1万分を無料にする。期間は2016年2月29日まで。