エアバスは現地時間の1月20日、単通路型機のベストセラーであるA320neo初号機をルフトハンザ グループに引き渡したことを発表した。
引き渡されたA320neoは、プラット&ホイットニー社製の新型エンジン「PurePower Geared Turbofan」を装備し、効率性においてより高い基準を確立。排気と騒音を削減し、既存の航空機よりも現時点で燃費を15%削減する。さらに2020年までには20%の燃費削減を実現するという。
A320neoファミリーは新型のエンジンと翼端に大型のウイングチップであるシャークレットなど最先端の技術を採用。2010年にローンチしてからおよそ80社から約4,500機の受注を獲得し、約60%の市場シェアを得ている。
ルフトハンザは1955年に商業運航を開始し、2015年に創立60周年を迎えた。この間にルフトハンザ グループが発注したエアバス機は合計582機にのぼり、その内の116機のNEO(A320neoが71機、A321neoが45機)を含む386機が、A320ファミリーとなっている。同社はまた、エアバスの全ワイドボディ機である初期のA300/A310からA330、A380(現在14機を運航)まで運航しており、さらに最新鋭A350 XWB(25機を発注)も導入を予定している。