NTTドコモは14日、25歳以下向けのキャンペーン「ドコモの学割」を発表した。12日には、KDDI(au)、ソフトバンクがそれぞれ発表されており、3キャリアから出揃った形となった。各社の学割の特徴や特典内容をまとめてチェックしていこう。

NTTドコモ: U25応援割との組み合わせで36カ月6GB付与

ドコモの学割

ドコモは、「ドコモの学割」を提供する。25歳以下のユーザーを対象に、新規契約(MNP含む)または機種変更で対象機種を購入し、指定の料金プランを契約すると特典が受けられるキャンペーンだ。受付期間は、21日から5月31日まで。

特典は、最大36カ月間5GBのデータ量が毎月付与されるものと、最大12カ月間800円が毎月の基本使用料から割引かれるものの2つが用意されている。これに、現在提供中の「U25応援割」を組み合わせると、毎月6GB(最大36カ月間)のデータ量付与、毎月1,300円(最大12カ月間)の基本使用料の割引が受けられる。

「ドコモの学割」と「U25応援割」の特典内訳

適用対象の料金プランは、基本プランが「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)、カケホーダイライトプランのいずれか。パケットパックが「データMパック(標準)」、「データLパック(大容量)」、「シェアパック15(標準)」、「シェアパック20(大容量)」、「シェアパック30(大容量)」のいずれか。対象機種は、別途ホームページでアナウンスするとのこと。なお、特別な申し込みは必要なく、適用条件を満たせば自動的に適用される。

  • データ付与: 最大36カ月間、毎月6GB(U25応援割含む)、計216GB
  • 割引: 最大12カ月間、毎月(税別)1,300円、計15,600円
  • 同時適用: ○

KDDI: 26歳になるまでずっと5GB付与

KDDIは12日、新しい学割を発表した

KDDI、沖縄セルラーは、2016年の学割として26歳になるまでデータ容量を毎月5GBプレゼントするキャンペーンや、毎月のデータ定額料金から最大1年間1,000円を割引くキャンペーンなどを実施する。受付期間は14日から5月31日まで。

データの付与は、25歳以下で、新規契約(MNP含む)または機種変更時に「データ定額5/8/10/13」((V)、(VK)付きプランを含む)を契約したユーザーを対象に、26歳の誕生月までデータ容量を毎月5GBプレゼントする。申し込みは不要だが、月末までに「デジラアプリ」もしくは「データチャージサイト」からチャージの手続きが必要となる。

26歳になる毎月5GBをプレゼント

割引は、25歳以下のユーザーおよびその家族を対象に、新規契約(MNP含む)また機種変更時に「データ定額5/8/10/13」((V)、(VK)付きプランを含む)または「LTEフラット」((V)付きプランを含む)を契約すると、毎月のデータ定額料金から最大1年間1,000円を割引く。LTEフラットを契約した場合は毎月934円の割引。

そのほか、KDDIでは、25歳以下のユーザーおよびその家族を対象に、「auスマートパス」「ビデオパス」「うたパス」の3つのサービスにおいて最大6カ月間、月額情報料の相当額が割引かれる特典も用意している。適用されるには、上記のデータ定額料割引に申し込む必要がある。

  • データ付与: 26歳の誕生月まで毎月5GB
  • 割引: 最大12カ月間、毎月(税別)1,000円(データ定額プラン契約時)、計12,000円
  • 同時適用: ○

ソフトバンク: 25歳以下には毎月6GB、家族も3GB

ソフトバンクは「ギガ学割」

ソフトバンクは「ギガ学割」を発表している。「ギガ学割」は、25歳以下のユーザーを対象に、最大36カ月間、毎月6GB(計216GB)が付与される特典か、料金プランが割引になる特典のいずれかを選択できるキャンペーン。受付期間は15日から5月31日まで。

36カ月で最大216GBが増量される

ソフトバンクでは、25歳以下のユーザーだけでなく、その家族も最大36カ月間、毎月3GBが付与されるのが特徴だ。

料金の割引は、「通話し放題プラン」「通話し放題ライトプラン」「通話し放題プラン(ケータイ)」を契約していれば、通信料金より最大24カ月間、毎月1,620円が引かれる。従来プランの「ホワイトプランであれば基本料が最大3年間無料となる。

適用条件は、新規契約(25歳以下のユーザーは機種変更も含む)で指定の携帯電話を購入し、同時に「ギガ学割」に申し込むこと、「スマ放題」「スマ放題ライト」「ホワイトプラン」のいずれかの料金プランと、指定のパケット定額サービスおよびS!ベーシックパックに加入することとなっている。家族が特典を受けるには、25歳以下のユーザーと同じ「家族割引」に加入することが必要となる。

  • データ付与: 最大36カ月間、毎月6GB、計216GB(家族は最大36カ月間、毎月3GB付与)
  • 割引: 最大24カ月間、毎月(税込み)1,620円(通話し放題プランなど契約時)、計38,880円
  • 同時適用: ×

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並べてみると、微妙に各社で特徴が異なることがわかる。ドコモでは、データ付与と割引どちらも適用されるが、それぞれ期間の制限がある。ソフトバンクは、家族も最大3年間毎月3GBのデータ付与を受けられるが、割引特典と同時の適用はできない(割引期間が他社と比べて長く、割引額も大きいという強みはあるが)。

KDDIは最も特徴的で、例えば現在中学1年生のユーザーが加入すれば、最大で780GBがプレゼントされる。もちろん、26歳の誕生日まで36カ月を切っていれば、他社よりも合計GB数が少なくはなるが、中学生や高校生の子どもを持つ親にとっては魅力的であることは間違いないだろう。加えて、12カ月間で割引額も最も低いが、料金割引の同時適用もポイントだ。さらに、他社にはないサービスの割引も用意した。

受付期間は、3社とも5月31日まで。時間はまだあるので、各社の特徴を踏まえつつ最適な学割を選択してほしい。

(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)