厚生労働省は1月15日、全国的にインフルエンザが流行シーズンに入ったと発表した。例年よりも1カ月ほど流行期到来が遅いが、油断は禁物。一度流行が始まると瞬く間に感染が広がり、発症後は地獄のような苦しみが待っているからだ。
どれほどのつらさが待ち受けているかを知るべく、このほど、インフルエンザ感染を経験したことがあるマイナビニュース会員300名にアンケートを実施。「インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談」を聞いたので、今回は家族や日常生活にまつわるものを紹介しよう。
Q. インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談を具体的に教えてください
■家庭・家族編
・「家族で順番に感染」(30歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「一人暮らしだったため、命の危機を感じた」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「一人暮らしでインフルエンザにかかって、39度以上の熱があるのに、自分で運転して病院に行った」(32歳男性/小売店/事務系専門職)
・「奥さんが臨月の時に子どもがインフルエンザになり、私もうつり、奥さんが子どもの世話を焼いているうちに産気づき入院し、てんやわんやでした」(49歳男性/電機/技術職)
・「小学校低学年のときに姉とほぼ同時にインフルエンザになり、姉が嘔吐(おうと)したときに大事にしていた猫の人形が嘔吐物の海に入ってしまい、泣いた思い出があります」(25歳女性/食品・飲料/専門職)
・「主人⇒子供⇒私と家族全滅。しかし、最後にかかった私が終始主人と子供の介抱。いや、子供を見るのは構わない。症状軽くなってる夫の食事の支度などを、一番つらい時の私がやっていたことに今でも納得いかない!! 」(31歳女性/その他/その他)
・「旦那がクリスマスにインフルエンザになり、寝室を分け、できるだけ接触を避けるクリスマスになった」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「一人暮らしの時にかかったのは、わりと危険な状態でした。ふらふらとスーパーに行き、ヨーグルトとアクエリアスだけ買って2日間くらいしのいだことがあります。その時は、他の栄養によさそうなものを買おうと考える余裕すらありませんでした」(39歳男性/印刷・紙パルプ/技術職)
■食べ物編
・「食べ物を食べた瞬間に吐きました」(23歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「友達が自宅にお見舞いに来てくれたけど、食べ物を持ってきてもらったことが嬉しいと感じないぐらい対応するのがつらくて、とても迷惑に感じた」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「食べ物や飲み物を一切受け付けず、1週間ほどで体重が5キロ減った」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「一人暮らしで、食事をしたくても作る元気もなく、食べる物もなくつらかった」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「食べ物や飲み物を受け付けなかったです」(31歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
■その他
・「自分の下痢の臭いで吐きそうになって、トイレが1つじゃ足りない勢いだった」(28歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「電車のトラブルで2日間電車に閉じ込められ、ようやく解放され帰ったらインフルエンザに感染していたこと」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「彼女とお泊まりデートの前の日にインフルエンザになった」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)
■総評
家族に関するコメントでは、一人暮らしおよび家族持ちのどちらからも多くのつらい体験談が寄せられた。前者は誰も看病してくれないこと、後者は家族が発症して自分にも感染したというケースが目立った。風邪やインフルエンザなどの感染症に関しては、どちらのライフスタイルにも一長一短があると言えそうだ。
ただ、一人暮らしの人はどうしても周囲からサポートを得にくいと言える。インフルエンザをはじめ、有事の際に頼れる人と一人でも多くつながっておけるよう、日ごろからの良好な人間関係作りを意識しておこう。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2015年10月29日~10月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性122名 女性178名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート