トヨタ自動車は18日、新型「プリウス」の受注状況について発表した。月販目標台数1万2,000台に対し、発売1カ月後の1月17日時点で受注台数は約10万台。目標の8倍以上という好調な立ち上がりとなった。
新型「プリウス」は昨年9月に米国で世界初公開され、東京モーターショーなど国内外のモーターショーでも公開された後、12月9日から国内販売がスタート。全国のトヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店で販売されている。
同車はトヨタの構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」を採用した第1号車として投入され、ハイブリッドシステムの小型・軽量・高効率化や空力性能の向上などにより、「E」グレードにおいて40.8km/リットル(JC08モード走行燃費)の低燃費を実現。その他のグレードも、2WD車は37.2km/リットル、新たに設定されたE-Four(電気式四輪駆動方式)車は34.0km/リットルと、いずれも優れた燃費性能を発揮している。
これらの低燃費に加え、「プリウス」初の四輪駆動が設定されたことや、低重心パッケージによるエモーショナルなスタイルも好評だという。新型「プリウス」では従来のトライアングルシルエットを継承しつつ、カウル高さ・全高・リヤスポイラー高さのいずれも低く設定し、空力デザインも追求したことでより精悍なフォルムとしている。
その他、4つの先進安全機能(歩行者を検知する機能を備えた衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなど)をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめ、安全装備が充実していることも好評点のひとつに挙げられた。