アウディ ジャパンは3月下旬から、プレミアムSUVの新型「Q7」を全国の正規ディーラーで販売開始すると。2006年のデビュー以来、初のモデルチェンジで、車両重量が最大300kgも軽量化された。
「Q7」は、最大7人乗りの広いキャビンを備えた多目的に使えるプレミアムSUVで、日本では2006年にデビューした。初のフルモデルチェンジで登場した2代目モデルは、初代との比較で車両重量が最大300kg削減され、同時にCd値も最高0.31(アダプティブエアサスペンション装着車で高速走行中車高が下がった状態)を達成するなど、運動性能と燃費効率を改善している。
エンジンは2タイプの過給器付き直噴ガソリンエンジンを搭載する。「Q7」シリーズでは初の4気筒である2.0リットルエンジンは252PSを発揮し、軽量化されたボディに十分なパワーとなっている。もうひとつは333PSを発揮する3.0リットルのV型6気筒で、0-100km/h加速6.1秒とダイナミックな性能を実現した。
トランスミッションは全モデルにフリーホイーリング機能を採用した新開発の8速ティプトロニックを採用。全モデルが標準採用するクワトロフルタイム4輪駆動システムは、セルフロッキングセンターディファレンシャルを8速ティプトロニックのハウジングと一体化させる設計として、大胆な小型軽量化を図っている。
ボディサイズは、初代モデルより全長がわずかに短くなり、全幅も狭くなった。しかし、室内長は大きくなっており、キャビンの居住性は改善されている。とくに、オプションの7シーターパッケージで提供される独立式の3列目シートは、ヘッドルーム、ショルダールームともにかなり広くなった。価格は「Q7 2.0 TFSI クワトロ」が804万円、「Q7 3.0 TFSI クワトロ」が929万円(ともに税込)。