お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳がこのほど、司会を務めるテレビ東京系バラエティ特番『いくぞニッポン! こども経済TV3』(17日16:00~17:15)の収録を行い、MC業を辞めたい気持ちから、ナインティナインの矢部浩之に救われた過去を明かした。

(前列左から) 進行のテレビ東京大橋未歩アナウンサー、MCの田村淳、解説のテレビ東京大浜平太郎キャスター

この番組は「難しい単語を一切使わない説明」や「わかりやすいたとえ」によって、子どもたちとともに、楽しみながら経済の勉強をするというもの。第3弾となる今回は、急成長した企業や、危機から大逆転を果たした企業、そしてヒット商品の裏側を紹介する。

収録を終えた田村は「ピンチをチャンスに変えていったというストーリーを子どもたちが理解していて、質問もきちんと的を射ていた」と手応え。自身の"大逆転エピソード"を聞かれると、「MCがしたくてこの業界に入ってきている訳ではなかったので、MCが大嫌いだった。1回辞めてしまおうと思ったことがある」と意外な過去を告白した。

しかし、ある時、先輩であるナインティナインの矢部に「MCは人を際立たせてナンボ。それを見てくれている人がいる。場組が面白くなることで結果、視聴者に届けばいいし、MC術としてはスタッフさんが見てくれるから、そこに向けてやりなさい」とアドバイスを受けたことで、MCの面白さを知ったという。

田村はそれまで、自分の中だけで考えてMCをこなしていたそうだが、「今までやっていたことががらりと変わる。先輩に相談するという単純作業だけど、そこにヒントがあった。追い込まれてたからこそ相談できた」と振り返り、「あの言葉がなかったら、辞めていたかも」と、矢部からの救いの手を思い返していた。

今回の放送で登場する大逆転企業は、野菜たっぷりちゃんぽんの外食チェーン店や、経営危機から復活を遂げたテーマパークなど。さらに、北海道でロケット開発に成功した"リアル『下町ロケット』"の中小企業・植松電機の植松努氏がスタジオに登場し、子どもたちに「夢をたくさん持ってほしい」と思いを伝える。