総合オンライン旅行会社のエクスペディアはこのほど、2015年の人気海外旅行先ランキングを発表した。同ランキングは、一部を除き2015年1年間の合計予約件数をもとに算出している。
まず、日本における2015年の人気海外旅行先は、1位がソウルとなり、以下、バンコク、台北、香港、オアフ島、シンガポール、上海、パリ、マニラ、ロンドンと続いた。上位3カ国が前年同様の結果であるほか、ランクインした10カ国のうち7カ国がアジアとなっている。
9位のマニラは今年が初ランクイン。マニラ湾を埋め立てて造られた大型のカジノリゾート「シティ オブドリームズ マニラ」や、子供向けテーマパーク「ドリーム・プレイ」のオープンが注目となった。また、7位にランクインした上海では、今年6月にディズニーランドの開園を予定している。
次に、人気が急上昇した海外旅行先を見てみると、1位にヤンゴン(ミャンマー)、2位に高雄(台湾)、3位にダナン(ベトナム)がランクインし、上位3カ国をアジアが占めた。4位のアメリカ・アナハイムは、カリフォルニア・ディズニーランドが60周年を迎えて記念イベントを開催していることで注目度が高い。
また、同社では海外4カ国(アメリカ・オーストラリア・イギリス・ブラジル)における2015年の人気海外旅行先ランキングも発表。アメリカでは1位にロンドン、5位に東京がランクインしている。イギリスではパリ、オーストラリアではバリ島、ブラジルではマイアミがそれぞれ1位となった。
アジアの4カ国(韓国、台湾、香港、タイ)での人気海外旅行先ランキングを見ると、韓国は1位に大阪、2位に沖縄、3位に東京、台湾は1位に東京、2位に大阪、3位に沖縄と、いずれも上位3位を日本都市が占めていた。香港では台北、タイでは東京が1位となっている。