アップルは、Apple Music/iTuens Storeで10日に逝去したDavid Bowieの追悼ページを公開した。ともに「デヴィッド・ボウイを偲んで」というタイトルの特設ページで、遺作となった「★(Blackstar)」をはじめとしたアルバムやEP、ミュージックビデオのほか、Apple Musicでは「Beats 1」のZane Loweによるトリビュートプログラムやさまざまなプレイリスト、iTuens Storeでは出演映画やブック/オーディオブックが紹介され、Ziggy Stardust時代のギャラリーも併設されている。
16日に開設された両ページでは、69歳の誕生日(1月8日)にリリースされた「★(Blackstar)」をはじめ「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」「"Heroes" 」「Let's Dance」や「1.OUTSIDE」などのオリジナルアルバムのほか、コンピレーションアルバムや「Stage」などのライブアルバム、リミックス版に「Absolute Beginners」などのサウンドトラック、EPやミュージックビデオが紹介されている。
Apple Musicでは「New」のメニューに追悼ページが設置され、「Beats 1」のZane Loweによるトリビュートプログラム、「デヴィッド・ボウイ:ブラックスターに参加したミュージシャン」など、さまざまなプレイリストをピックアップ。
iTuens Storeにおいては、「Masters for iTunes」としてリリースされたリマスター作品、デラックス/エクステンデッド版、「最後の誘惑 The Last Temptation of Christ」などの映画出演作、ブック/オーディオブックといった「コレクション」に加え、Brian WardによるZiggy Stardust時代に撮影した有名な写真が「ギャラリー」の中で紹介されている。
David Bowieは、2004年に敢行された「Realityツアー」中、ハンブルクで動脈瘤による前胸部の痛みを訴え緊急入院、以後、活動を休止し、引退同然の状態であるとも言われていたが、2011年の誕生日に新曲「Where Are We Now?」とアルバム「The Next Day」のリリースがアナウンスされ、シーンにカムバック。2015年には、映画主演作『地球に落ちてきた男』が舞台化され、自身もプロデュースを担当することが発表された。今年になって、前述の通り、69歳の誕生日に「★(Blackstar)」をリリースしたのだが、その3日後、オフィシャルWebサイトなどを通じて、癌により死去したことが公表された。同サイトでは、彼は18カ月、癌との勇気ある闘いの後、家族に囲まれ穏やかに息を引き取った、と伝えている。