富士フイルムは1月15日、デジタルカメラ「Xシリーズ」用の「クリップオンフラッシュ EF-X500」を開発したと発表した。発売は5月頃の予定で、価格は未定。以下、焦点距離と照射角についてはすべて35mm判換算時の数値となる。
EF-X500は、日中シンクロ撮影や絞り開放付近での撮影など、高速なシャッタースピードでフラッシュ撮影をする際に必要な「FP発光(ハイスピードシンクロ)」に対応する。同日に発表された富士フイルムのデジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro2」の1/8,000秒という高速シャッタースピードに追従。複数のフラッシュを同調させて撮影する際に役立つ「ワイヤレス多灯TTL オート発光」にも対応する。
最大ガイドナンバーはおよそ「50」(ISO 100・m、照射角105mm設定時)。照射角は24mm~105mm、内蔵ワイドパネル使用時は約20mmとなる。バウンス角度は上90度、下10度、左135度、右180度。色温度は5,600K。発光方式はTTLオート発光とマニュアル発光、マルチ発光。調光補正は±5段(1/3段ステップ)だが、使用するカメラによって設定可能範囲が異なる。通信方式は光パルス方式。サイズはW67.5×D106×H123.9mm。電源には単3形電池×4本を使用する。