日本気象はこのほど、全国の桜の名所および各都市のソメイヨシノの開花日・満開日の予想を発表した。

日本気象が発表した「2016年第1回桜開花予想マップ」

今回同社が開花日・満開日予想を発表した桜は、北海道から鹿児島までの約1,000カ所のソメイヨシノ。開花のスタートは3月22日で、東京、名古屋、甲府の3都市のソメイヨシノが全国に先駆けて開花する見込みとなっている。

北日本では、2015年9月は平年並みの気温、10月は平年より気温が低く、11月および12月は平年よりかなり気温が高くなったが、もともと寒い地域であるため桜の休眠打破への影響は軽微だった。1月は平年並みか平年よりやや高い気温が予想されているため、開花時期は平年より早くなる予想となっている。

東日本では、11月・12月が非常に暖かくなったため、例年と比べ1~2週間程度休眠打破が遅れる見込みとなっている。1月は平年よりやや高い気温が予想されているため、休眠打破後の気温の上昇により、生長の出遅れはある程度取り戻せる見込み。開花時期は平年並みか平年より早くなるとのこと。

西日本も東日本と同様、11月・12月が非常に暖かくなった。開花時期はおおむね平年並みとなるが、もともと気温の高い九州南部では秋から冬にかけて十分な寒さがなく休眠打破が大幅に遅れたため、開花時期も平年より遅くなる見込みとなっている。特に鹿児島県では、開花が記録的な遅さとなる可能性があるとのこと。