医学博士・眼科専門医の平松類氏はこのほど、正しいスマートフォンの利用方法やスマホ老眼の予防、改善方法についての情報を公開する「スマホ老眼特設サイト」を開設した。
「スマホ老眼」とは、スマートフォンの利用により、「手元が見にくくなってくる」「目が疲れる」といった老眼のような症状を呈することを指す。現在、日本でのスマートフォンの利用者は52.8%で過半数を占める(※)。利用者の拡大に伴い、従来は加齢でおこる現象の「老眼」が20代・30代といった若年層にもみられるという。
同氏によると、現在メディアで広がっている「スマホ老眼」に関する情報の中には、間違ったものや眼科専門医ではない人のコメントも含まれているという。正しい理解や対処法に関する情報が不足していることから、このほど無料で正しい情報を公開するウェブサイトを開設した。
コンテンツは「スマホ老眼とは」「スマホ老眼の原因」「症状」「予防」「改善」など。
同氏は「スマホ老眼になるから、スマホを使ってはいけない、ということではない。スマホ老眼を予防・改善するためのスマホの正しい使い方や、対処法を知ってほしい」とコメントしている。
※平成25年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省)