俳優の綾野剛が主演を務め、『凶悪』(13年)の白石和彌監督と初タッグを組む映画『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)のティザーポスターが13日、公開された。

映画『日本で一番悪い奴ら』ティザーポスター

本作は2002年、実際に起きた"日本警察史上、最大の不祥事"とも呼ばれる「稲葉事件」をもとに、警部と"S"(スパイ)と呼ばれるチンピラなどの捜査協力者たちを映したクライム・エンターテイメント。綾野が演じるのは、"黒い警部"という異名を残す実在の男性をモデルにした北海道警察の刑事・諸星で、その26年間にわたる驚愕の半生が描かれる。また、出演オファーに関して、脚本内容にほれ込んだ綾野は、「何を犠牲にしても出演するべき作品」と感情をあらわにしながら、わずか3日で出演を快諾したという。

ティザーポスターのビジュアルでは、映画化決定の報以降、劇中写真が一切公開されていない状況で、初めて諸星の姿を披露。正義の象徴とも言える警官の制服に身を包み、敷き詰められた拳銃の上で手錠をつかみながら、うつろなまなざしを向けている。

さらに、本作の原作となった元北海道警察警部・稲葉圭昭氏による『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』の文庫版が15日に発売することも決定。公開されたティザービジュアルが全帯として施され、全国の書店に並ぶ。

(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会