NECパーソナルコンピュータは13日、15.6型のホームPC「LAVIE Hybrid Frista」2016年春モデルを発表した。発売日は2016年2月中旬で、税別の店頭予想価格は154,800円前後から。
「Frista」の愛称で知られる15.6型の省スペースPCで、春モデルではSkylake世代のIntel Coreプロセッサを新搭載し、バッテリ駆動時間を延伸。また、本体の接地面積を従来の奥行160mmから15mm狭めた145mmとしたほか、電源ポートを背面から側面へ移し、壁際にぴったり設置できるようにした。また、付属キーボードの収納機構は、従来本体のスタンド部に収納する形だったが、春モデルではディスプレイ背面に収納ポケットを搭載し、片手で取り出し、収納が行えるように変更した。
NFC連携機能も強化。新たにスマートフォンの写真をNFC経由でPCと共有できる「LAVIEフォトSR」や、市販NFCタグへの書き込みツール、スマートフォンで見ているWebサイトをPC側で表示する機能などを備える。付属マウスにもNFCが搭載され、本体とのペアリングをNFCで行えるようになった。
このほか、春モデル向けソフトウェアとして、生活情報を全画面表示する「インフォボード」を刷新。全画面表示するスクリーンモードに加え、PC利用中でも情報を表示するガジェットモードを用意したほか、スクリーンモードでは、プロカメラマンが撮影した写真を一定時間ごとに自動で表示するなど、UIも改善した。キーボードの収納や取り出し動作を、PC電源のオンオフや、特定アプリの起動と紐付ける「キーボードシンクロナイザー」も新搭載する。
HF750/DAB
最上位「HF750/DAB」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6500U(2.50GHz)、メモリがPC4-1700 8GB、ストレージが約1TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、液晶が15.6型ワイド(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブなど。OSはWindows 10 Home 64bit。
通信機能は、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(最大867Mbps・規格値)、Bluetooth 4.0、NFC。主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×2、SD/SDHC/SDXC対応カードスロット、約92万画素Webカメラなど。
本体サイズはW380×D145×H277mm(最少傾斜時)、重量は約3kg。バッテリ駆動時間は約3.5時間(JEITA 2.0)。カラーはピュアブラックのみ。税別の店頭予想価格は214,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属する。
HF350/DA
中位の「HF350/DA」では、上記「HF750/DAB」の仕様から、CPUがIntel Core i3-6100U(2.30GHz)に、メモリが4GBに、バッテリ駆動時間が約3.5時間になる。カラーはピュアホワイトとピュアブラックの2色。税別の店頭予想価格は184,800円前後。
HF150/DA
下位の「150/DA」では、中位の「HF350/DA」からCPUがIntel Celeron 3855U(1.60GHz)に、グラフィックスがIntel HD graphics 510(CPU内蔵)に、光学ドライブがDVDスーパーマルチに、無線LANが最大433Mbps(規格値)になる。バッテリ駆動時間は約4.2時間。カラーはピュアホワイトとピュアブラックの2色。税別の店頭予想価格は154,800円前後。