NTTタウンページはこのほど、同社が運営する商品紹介サイト「TPDB.jp」にて「居酒屋」をテーマにした都道府県ランキングを発表した。
「タウンページデータベース」によると、2015年の居酒屋の登録件数は7万1,771件。人口約10万人当たりの登録件数で見て居酒屋件数が多い都道府県を調べたところ、1位は沖縄県(116.75件)という結果となった。
名産品として蒸留酒の「泡盛」がある沖縄県では、那覇空港~那覇市首里までのモノレール以外の鉄道が通っていないことから終電を気にせずに飲む人も多いという。たっぷりの豚肉に昆布、独特の野菜と豆腐など、和食とは異なる形の料理が豊富なのが特徴。同県の居酒屋では島唄の生演奏やシーサー、「やちむん」と呼ばれる沖縄の焼物など沖縄の文化を感じることができるという。
2位には高知県(104.74件)がランクインした。同県には、穴が空いていたり底が駒のように尖っていたりと飲み干すまで手から離せない「べく杯」や、限界に近づくまで酒を注ぎ返す「返杯」など、独自の酒文化がある。
3位は、東京都(77.12件)。海や山の幸、地域の名産・名物料理を売りにする通常の居酒屋に加え、忍者、ホラー、監獄など演出にも凝った居酒屋が多く見られるという。
また、日本訪問時に居酒屋を経験した外国人によると、料理と酒を堪能できる日本の居酒屋スタイルは世界でも珍しいとのこと。高価になりがちな和食が手頃に楽しめることに加え、細かいマナーを気にしなくて済む気楽さ、おしぼりやお通しなど独特のルールなどが評価され、海外では日本スタイルの居酒屋も広がっているという。