東京から3時間半ほどで到着する南国の楽園・石垣島。冬の期間に小さな子どもがいるファミリーが沖縄に旅行するメリットは前編で解説したとおり。今回は滞在先「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」のレストランを紹介しよう。

ホテル内のレストランが大充実!

沖縄の食がたっぷり盛り込まれた「八重山朝食膳」(2,800円)は「日本料理 八重山」でいただける

旅行といえばやはり"食"。石垣には「石垣島ラー油」で有名な「辺銀食堂」があり、他にも沖縄そばの専門店や地元の人々が集う居酒屋、石垣牛がウリの焼肉店など多数飲食店があるが、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート内のレストランも充実している。オールデイダイニングの「サンコーストカフェ」、ゆし豆腐やグルクンなど地の料理を取り入れた「八重山朝食膳」(2,800円)が楽しめる「日本料理 八重山」、「沖縄料理 石垣」などといったラインアップ。子ども連れも利用しやすいサンコーストカフェは洋食中心で、子ども向けのメニューを数多く揃えている。「インターコンチネンタル プラネット・トレッカーズ」は、イギリスのテオ・ランダールシェフと小児栄養専門家でベストセラー作家でもあるアナベル・カーメル・MBE(大英帝国勲章)氏が共同で開発した子どもキッズメニュー。食育に重きを置き、香りや風味、食感、味わいが最大限に体験できる内容になっているという。

子どもはまず「ニコニコトマトスープ」(600円)に大喜び。スマイルマークが書かれたかわいいスープで、あっという間に完食。その他「おいしいポテト&かぼちゃのマッシュ」(450円)や「チキンとチャーハンのセット」(800円)、「イチゴとバナナのスムージー」(1,200円)などを親もビックリのスピードで平らげていた。

オールデイダイニングの「サンコーストカフェ」

キッズメニュー「インターコンチネンタル プラネット・トレッカーズ」の一例

「中国料理 チャイナシャドー」

そして、ホテルの広報スタッフが「一番人気のレストランです」とプッシュするのが「中国料理 チャイナシャドー」。モダンなこちらのレストランは地元の人々にも人気なのだとか。ディナーのみの営業でコースは4,320円~。今回いただいたのは「RUKA 琉華」(5,320円)と「てぃんがーらコース」(1万円)。RUKAコースには、海ぶどうや島野菜、島豆腐、アグー豚といった地元食材がたっぷり。てぃんがーらコースには、広東式ダックやタラバガニ、そして石垣牛!! といった高級食材がズラリ。広東式ダックの皮のパリパリ感、石垣牛のとろけるようなおいしさに至福……。それぞれあっさりとした味付けが主体で、それだけに素材の質が問われるが、野菜や魚貝、肉類の旨みがしっかりと伝わってきて、スープの滋味深さも印象的だ。子ども用のプレート「やまんぐープレート」(2,500円)もエビマヨネーズにフルーツが使われていたりと手の込んだ内容だった。

「てぃんがーらコース」一例。写真左より「タラバ蟹・絹傘茸・蟹の内子入りとろみスープ」「広東式ダックのクレープ包み」「石垣島産アカジンミーバイの麒麟蒸し発酵唐辛子入りX.O醤添え」

「てぃんがーらコース」より「石垣牛の彩り野菜巻きシークワァーサーソース」

「RUKA 琉華」より「アグー豚の彩り野菜巻き 長命草ソース」

キッズ用「やまんぐープレート」

レイトチェックアウトのおかげで最終日もビーチを散策して遊ぶ余裕が

そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、3日目を迎える。この日は昼過ぎのフライトで東京へと戻る。ホテルのチェックアウトはたいてい午前中だ。そこで困るのがチェックアウトからフライトまでの時間だが、「IHGリワーズクラブ」がここで活躍する。

会員システム「IHGリワーズクラブ」は、インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツやクラウンプラザ ホテルズ&リゾーツ、ホリデイ・インなど、世界で4,900以上のグループホテルでの宿泊等でポイントがたまり、たまったポイントで無料宿泊や各種アイテムと交換できる。さらに、レイトチェックアウトやインターネット無料、新聞サービスなどの特典を利用できるといったもの。今回はこの特典を利用し、14時のチェックアウトに変更。空港出発まで客室を使え、子どもの着替えや昼寝などとても便利だった。

広い敷地内にはハンモックもあり、大人も子どももくつろげる。……東京に帰りたくない

今回2泊3日の滞在だったが、ホテルスタッフはとてもフレンドリーで、子どもに笑いかけてくれたり手を振ってくれたり。すっかりくつろげて、最後は帰りたくなくなって親子共に憂鬱になるほど。「それが唯一の難点! 」という楽しい子連れ旅行だった。

取材協力: IHG・ANA・ホテルズグループジャパン

※価格はすべて消費税・サービス料(10%)込