アールエスコンポーネンツは12日、ソニーの透過式メガネ型ウェアラブル端末「SmartEyeglass Develope Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)の販売を開始した。同社直販サイト「RSオンライン」で取り扱い、価格は税別113,500円。

アプリ開発者向けに販売される「SmartEyeglass Develope Edition」

アールエスコンポーネンツは、小型シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」シリーズの取り扱いなどで知られる、電子部品や半導体などの販売会社。

「SED-E1」は、2014年9月にソニーが発表したアプリ開発者向けメガネ型の端末。Android 4.4以降のスマートフォンと連携し、テキストや画像などの情報を、メガネの視界に重ねて表示できる。製造現場での作業指示表示や警備現場での事故情報表示のほか、アプリと連携することで、チームの成績を確認しながらのスポーツ観戦、旅行先での観光ガイドなどとして活用できるとする。現時点では、ゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「いつもNAVI for SmartEyeglass」や、ソニーの音声コントロールアプリ「ボイスコントロール スマートプラグイン」などが提供されている。

対応スマートフォンとの接続は、Bluetoothまたは無線LAN経由。電池持続時間は150分以上で、情報表示に加え、約300万画素の静止画撮影、QVGA相当(15fps/音声無し)の動画撮影も可能。電池持続時間は150時間以上。

本体サイズはW180×D182×H39mm、重量は約77g。専用のコントローラも付属する。

実際の活用イメージ。スポーツ観戦中に関連情報を表示できる