米Oculus VRは1月6日(現地時間)、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の製品版の予約受け付けを開始した。日本を含む20カ国から予約でき、価格は米国で599ドル、日本からの予約では83,800円になる。
Oculus Riftのパッケージには、Rift本体に加えて、位置を認識するセンサー、Xbox Oneコントローラー、Oculus Remoteなどが同梱される。
Oculus Remoteは、VR環境でナビゲーションや基本的な操作を片手で行えるリモートコントローラだ。Oculus Store、Oculus Videoのビデオコンテンツ、VRエンターテインメント、シンプルなVRゲームなどで使用できる。Oculusチームは「ゲーマーではない人にも、簡単にVRを体験させられる」としている。
Oculus Riftを使用するためのPCの要件は以下の通り。
- グラフィックスカード: NVIDIA GTX 970 / AMD R9 290以上
- プロセッサ: Intel i5-4590以上
- メモリー: 8GB以上
- ビデオ出力: HDMI 1.3
- 入力: USB 3.0ポート×3とUSB 2.0ポート×1
- OS: Windows 7 SP1 64bit以上
所有するWindows PCのスペックが不確かな場合は、Oculusショップで配布されている「Rift compatibility」ツールを使ってRiftが動作するか確認できる。
出荷開始は3月28日。予約受付開始からすぐに3月28日出荷分の台数に達したが、その後も予約受け付けは継続している。製品版にはVRプラットフォームゲームの「Lucky’s Tale (Playful)」が無料バンドルされ、また予約特典としてフライトシューティングゲーム「EVE: Valkyrie (CCP Games)」が付属する。予約を完了した時点で、予約者は今年後半に登場する予定の、モーションコントローラ「Touch」の予約待ち順に組み込まれる。
対応ゲームは、Oculus Studiosが年内に「Rockband VR (Harmonix)」「Edge of Nowhere (Insomniac)」「The Climb (Crytek)」など20以上のOculus独占タイトルをリリースする予定。また2016年末までに「Minecraft (Mojang)」など多数のAAAタイトルを含む100以上のタイトルが登場する。