東京都現代美術館で「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」を開催

東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社、TBS、WOWOWは3月5日~5月29日、東京都現代美術館(東京都江東区)にてピクサー・アニメーション・スタジオの設立30周年を記念した展覧会「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」を開催する。

ピクサー・アニメーション・スタジオは、『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』『インサイド・ヘッド』などのアニメーション映画作品を手がけてきた制作スタジオ。コンピューターグラフィックを支える技術スタッフと同規模のアーティストやデザイナーも在籍しており、企画構想段階から手描きのドローイングやパステル画、デジタルペインティングや彫刻などを生み出してピクサー作品の創造性を支えているという。

同展ではそれらの創作活動にスポットライトを当て、ピクサーに所属するアーティストが作り出したアートワークの全容を紹介。2005年にニューヨーク近代美術館でスタートした世界巡回展で、今回はスタジオ設立30周年を記念した作品群を加え、構成を新たに日本に上陸する。展示するアートワークは約500点。

ピクサーのアーティストが作り出したアートワークの全容を紹介

インスタレーション「トイ・ストーリー ゾートロープ」

また、世界巡回展のために特別に開発された2つのインスタレーション「トイ・ストーリー ゾートロープ」「アートスケープ」も登場。「トイ・ストーリー ゾートロープ」は、ウッディやバズなどの『トイ・ストーリー』登場キャラクターの立体フィギュアを円盤の上に配置し、暗闇の中で高速回転させてストロボライトで照らすことで、キャラクターが生きて動いているように見せる装置。「アートスケープ」は、平面に描かれたアートワークを3Dの動画に変換し、幅10mを超える大型スクリーンに投影するインスタレーションとなる。

同展の前売り券は、1月9日午前10時にファミリーマート店舗のマルチメディア端末「Famiポート」や東京都現代美術館などで発売。ファミリーマートで前売り券を購入した人には、先着1万枚限定で「ピクサー展限定クリアファイル」をプレゼントする。チケットの価格は一般1,300円(当日1,500円)、高校・大学生900円(当日1,000円)、小・中学生400円(当日500円)。未就学児は無料となる。開館時間は10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)。