冬のやっかいな感染症・インフルエンザ。関節痛や高熱を伴う頭痛などの症状が出た場合、発症から48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を服用すると、薬の効果が期待できると言われている。ただ、その薬を処方してもらえる医療機関でも、さまざまな"トラブル"があるようだ。
このほど、インフルエンザ感染を経験したことがあるマイナビニュース会員300名に「インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談」を聞いたので、今回は医療機関・疾病に関するものを紹介しよう。
Q. インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談を具体的に教えてください
■医療機関編
・「一人暮らしを始めてすぐにインフルエンザにかかり、周囲の医者がどこにあるかもよくわからない状態で、非常につらかった」(33歳男性/電機/技術職)
・「近所の小さい病院にいったら暖房もついておらず、廊下でガタガタしながら待った」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「点滴が終わったあと血が止まらずスカートまで汚した」(42歳女性/その他/その他)
・「インフルエンザのワクチン接種後数日してインフルエンザに罹ったのに、医者がインフルエンザと気付かず、効果のない解熱剤を飲み続けた結果、インフルエンザが治ってもしばらくの期間、腎臓の調子がおかしくなっていたことがあります」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「座っているのもつらいのに、病院で長時間待たされたこと」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「熱が出たので病院へ行って、インフルエンザの検査をしたら、風邪と言われた。薬を飲んでも全く治らなく、もう一度病院で検査をして、インフルエンザだった」(31歳女性/食品・飲料/技術職)
・「年末年始にかかったので、病院がやっていなかった」(28歳女性/その他/その他)
・「予防接種したらすぐインフルになった」(22歳女性/医療・福祉/専門職)
■疾病編
・「こじらせて髄膜炎寸前だった」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「花粉症と併発してしんどかった」(32歳男性/食品・飲料/技術職)
・「一年でA型、B型両方にかかった」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「インフルエンザをこじらせて肺炎を患ってしまった」(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「他の病気を疑われ、睾丸(こうがん)を触診された」(50歳以上男性/金融・証券/営業職)
■総評
医療機関・疾病にまつわる回答を見ていくと、診察までの待ち時間やインフルエンザワクチンに関する悲惨話が目立った。込み合う医療機関だと、診察までに1時間単位で待たないといけない。また、たとえ診察してもらっても、医師によっては必ずしも薬を処方してくれない場合もある。つらい症状から解放されるために受診しても、"成果"が得られないケースもある、というわけだ。
年末年始は休業をしているクリニックや病院も多い。特にこの時期は手洗いやうがいなどを徹底して、インフルエンザの予防に努めるようにしよう。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2015年10月29日~10月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性122名 女性178名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート