大ヒット公開中のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(公開中)に登場する新ドロイド・BB-8が、「かわいい!」とファンの心をつかんでいる。人間のように感情を持ち、愛くるしい姿を見せるBB-8は、物語の鍵を握る重要なキャラクター。そんなBB-8の誕生秘話や名前の由来を紹介しよう。
予告編でも、砂漠の惑星でヒロイン・レイの後ろを必死に走ったり、頭を傾けて物陰からそっとのぞいたり、ボールのようなユニークな姿とキュートな動きを見せているBB-8は、J.J.エイブラムス監督がナプキンに描いた大小2つの円から誕生。そして、ニール・スキャンラン率いるクリーチャー・チームが、それを共演者たちと同じくらいリアルな存在に作り上げた。
クリーチャー・チームは、「シャットダウンしたらどうなる?」「階段の上り下りは?」といったさまざまな状況を想定し、あらゆる動きを網羅。そっぽを向いたり二度見したりという仕草はもちろん、豊かな感情表現もできる斬新なドロイドが完成した。撮影では、リモコンで動くバージョンや手動式のパペットなど、さまざまなバージョンが活躍したという。
名前の由来は、"BB-8"という音が擬音語のようであることや、姿形が"8"や"B"2つでできているように見えることから思いついたという。J.J.エイブラムス監督は「BB-8は子犬みたいなんだ」と表現。「R2-D2とはちょっと違って文句は言わず、任務に熱心で役に立ちたいという気持ちが強い純粋なキャラクターなんだ。パーソナリティをしっかり出せたから、本当に生きていると信じてしまいそうになるよ」と語る。
新たなる3部作の1作目となる本作の舞台は、『ジェダイの帰還』から約30年後。砂漠の惑星で家族を待ち続けている孤独なヒロイン・レイを中心に、フォースを巡る全く新しい"家族の愛と喪失の物語"が描く。
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