田中将大選手の親しみやすいキャラクターを評価する声が多かった

学生時代、ふだんの先生たちから教わる勉強以外のことを若い教育実習生に教わり、刺激になった経験がある人も少なくないだろう。育った環境やこれまでに学んできた内容が異なることで多種多様な考え方が育まれ、そういう人たちとの交流で新たな価値観を見いだせる。

ではもしも、有名アスリートが「一日教師」として自分の学校に来てくれていたら、どれだけ多くのことを学べていたのだろうか。

今回は、マイナビニュースの女性会員200名に対し、野球選手に限定して「保健体育の教員にいたらうれしかった人」を聞いてみたので、回答理由と併せて紹介しよう。


Q. 学生時代に保健体育の教員にいたらうれしかった野球選手(OB含む)を教えてください


1位: イチロー(40.5%)

2位: 田中将大(9.0%)

3位: ダルビッシュ有(8.0%)

4位: 古田敦也(6.5%)

5位: 上原浩治(4.0%)

5位: 王貞治(4.0%)


■イチロー
・「独特の哲学を生で聞けそうだから」(34歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「授業はハイレベルだが、ためになるような授業をしてくれそう」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「ご本人が努力家なので、彼の一言一言から得るものが大きそう」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)
・「実技を見たい! 」(29歳女性/農林・水産/事務系専門職)
・「精神面でのサポートもしてくれそうだから」(24歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「すごさを垣間見たいから」(26歳女性/生保・損保/専門職)
・「努力している姿をまねたい」(37歳女性/医療・福祉/専門職)


■田中将大
・「できなくてもできるようになるまでコツコツ一生懸命教えてくれそうだから」(32歳女性/不動産/専門職)
・「フレンドリーに教えてくれそうだから」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「モモクロ話で楽しくできそう」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「親しみの持てるキャラクターだから」(30歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)


■ダルビッシュ有
・「かっこいいのでつい目が行っちゃいそう」(27歳女性/金融・証券/営業職)
・「背が高いから見上げたい」(28歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「親切そうでわかりやすく明るいのでいい」(29歳女性/運輸・倉庫/技術職)
・「正しい努力の仕方を教えてくれそうだから」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)


■古田敦也
・「先生と言う雰囲気がすでに出ているから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「なんでも説明してくれそう」(30歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「論理的に弱点を指摘してくれそうだから」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)

大谷翔平選手は「かわいくて、まじめそうだから」との意見も見られた


■上原浩治
・「関西のノリで面白そう」(35歳女性/医療・福祉/専門職)
・「わかりやすい感じ」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)


■王貞治
・「人の長所を見極める力がありそう」(28歳女性/医療・福祉/専門職)
・「人間的に尊敬できるからです」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)


■その他
・「前田健太: マエケン体操やりたい」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「大谷翔平: 教育実習できてほしい」(23歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「中畑清: 話に夢中になりすぎて、実技しなさそうだから」(38歳女性/医療・福祉/専門職)
・「長嶋茂雄: 気楽にたのしく知識を教えてくれそうだから」(34歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)


■総評

4割以上の票を集めたイチロー選手が断トツという結果になった。日米でヒットを量産する安打製造機が選ばれた理由を総合すると、「論理的に的確なアドバイスをくれそう。指導するのもうまそうだし、かっこいいから」となった。

2位には田中将大選手が選ばれた。アイドル好きを公言している点や、人懐っこい笑顔を見せてくれる点が「親しみやすそう」「優しそう」などの評価につながったようだ。3位はダルビッシュ有選手。球界でも屈指のイケメンだけに、「かっこいいから」という趣旨の理由が7割ほどを占めた。

プロ野球選手になるためには、幼少期から努力を積み重ねる必要がある。プロに入団した後は「1億円プレーヤー」になる選手もいる一方で、成績が悪ければ入団後3~4年ほどでクビとなる選手もいる浮き沈みが非常に激しい世界でもある。そんな世界を体験した選手やOBならば、子どもたちのいい手本役となれる可能性が意外と高いのかもしれない。

調査時期: 2015年10月14日~10月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート